The Story of Dan 〜成長の軌跡〜

次世代に語り継がれる神話を紡ぐ

星稜VS智弁和歌山はなぜ面白いのか

こんばんは、ダンです。

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今週は、高校野球がアツいですね!!
 
昨日、準決勝が終わり、
残すは明日の決勝のみになりました。
 
高校球児の全力プレーはどの試合も見応えがあって面白くて、
気がつけば一試合丸々観てしまいます。
 
 
その中でも、今大会一番面白い試合だったのはやはり
 
今大会No.1ピッチャー奥川くん率いる星稜と
5季連続出場、強打の智弁和歌山の準々決勝でしょう。
 
どちらも大会前から優勝候補に上げられる実力校で注目の一戦でした。
 
結果はご存じの方も多いと思いますが、
 
奥川くんが延長14回165球を一人で投げ抜き1失点という
圧巻のピッチングで星稜が大熱戦の末勝利しました。
 
いやぁ〜本当にすごい試合でした。
 
智弁和歌山も本当に良いチームでした。
 
奥川くんが延長時に足がつった場面がありました。
 
あれだけ暑い中であれだけの投球をしていたら仕方がないですよね。
 
その時、
なんと対戦相手である智弁和歌山のキャプテン黒川くんが、
奥川くんに熱中症予防のサプリ(漢方?)を渡したそう。
 
高校野球って改めて素晴らしいなと思いました。
 
奥川くんからヒットもほぼ打てていない状況で、
もし奥川くんが交代してくれれば勝てるわけじゃないですか。
 
そもそも相手を助けるようなことをしなくても、
それが普通だから誰にも責められない。
 
というか、普通の選手ならそんなこと思いもしないでしょう。
 
なぜこういう行動がとれたかと言うと、
 
「奥川くんから打ってこそ、本当の勝利だ。
ズルをして勝っても嬉しくない。
正々堂々とやって勝ってこそ価値がある。」
 
そういった、高校野球の精神とも言えるものがあったからだと思います。
 
 
凄い人はみんなこういう”美学”をもっていますよね。
 
 
「敵に塩を送る」ということわざがあります。
 
これは戦国時代、武田信玄今川氏真との関係が悪化し、
 
生活必需品である塩を止められてしまい、
 
武田の領国では海がなく自分で作れないため困ってた。
 
そんなときライバルである上杉謙信が、
「氏真は卑怯だ。私は武田と戦で決着をつけたい。」と言って塩を送った。
 
という逸話から来た言葉です。
 
まぁこれには諸説ありますが、
上杉謙信は「義」を非常に大事にした人でした。
 
私利私欲で領土拡大のためには戦わず、
助けを求められたときだけ戦うような人間です。
 
そんな上杉謙信を彷彿とさせる、
智弁和歌山の黒川くんは改めて凄いなと思いました。
 
この試合は奥川くんピッチングが素晴らしかったのはもちろんですが、
対戦相手の智弁和歌山があったからこそ感動的な試合になったんだなと感じました。
 
この試合、個人的にはここ数年で一番感動したかもしれません。
 
両チームの方々本当にありがとうございました。
 
智弁和歌山の皆さんお疲れさまでした。
星稜の皆さん、決勝戦も良い試合を期待しています!!
 
 
最後までお読みいただきありがとうございました。